背景が白い。そして多くの制服も白い。・・・つまり見にくい。
表紙の子が可愛かったので買ってみたものの。
確かに凄い種類の制服が掲載されていて、スタッフの「撮ったぞ!」という達成感は伝わってきます。
ただ撮ることそのものにのみ情熱は費やされたようで、「魅せよう」とか「工夫しよう」といったものは感じられません。
そこにあるのは 可愛い女の子に次々着替えさせて次々撮影して次々編集していったんだろうな、という感慨。
背景を薄く着色でもしていたら、ずっと見やすくなったでしょうに。手抜きとしか思えませんね。
背景は白く、ポージングと表情はスーパーのチラシのようなそっけなさ。全体的なとりとめのなさもチラシ的。
そう、一言でこの本を評価すれば「とりとめがない」。購買層をどのように推定していたのか興味深いです。
お宅が東京で、年頃の娘さんがいて、その娘さんが「制服で高校を決める!」というようなご家庭では、重宝するでしょう。
その後は持て余すでしょう。二十分前に開封した私が持て余しているんだから。
制服のバリエーションは豊富なものの、表紙の「水着・体操服!!」というコピーは・・・ハッタリのつもりで。