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人気ランキング : 10654位
定価 : ¥ 4,800
販売元 : コナミデジタルエンタテインメント
発売日 : 2004-07-28 |
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たくさんの人に観てもらいたい映画です。 |
黒川芽以さんが好きで、アイドルのお宝的なイメージで購入しましたが、
映画の本編にびっくりし、気がつくと終了まで時間を忘れるほど見入ってしまいました。
いじめていた側が、逆にいじめにあい、自殺しようとします。
いじめの映画で自殺しようとするのは、古典的な流れと思われるかもしれませんが、
この映画の場合、そうではありませんでした。
どこかでいじめにあうのは、いじめられる本人にも問題があると思っていましたが、
そうとは言い切れないと深く反省させられてしまいました。
本当の意味での親友・いじめ問題について、とても考えさせられました。
沢尻さんの演技力と黒川さんの演技力がすばらしいです。
特に、黒川さんの自殺を決行する前に起こるいじめのシーンが、今でも頭から離れません。
なぜこれほどの映画が、上がってこなかったのか疑問に思うほどです。
(いじめのシーンが、ハードすぎるから?)
とてもお勧めです。
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リアルではないのかも知れないが「いま」が見える秀作 |
本作の空気感は非常に重たく、冷たい。森岡監督は客観的映像を通すことで今を映し出しており、秀逸である。誰の視点でもない、観客の視点なのだ。我々は助けたくても画面の中の澪(黒川芽以)を助けることができない。その苦しさを共有できる作り方が圧巻である。またこれは女優が軸の映画であるが、黒川芽以と沢尻エリカ、それと美波の3人はやはり抜きん出ていた。それぞれ現在まで主役を張っていられる理由も、本作を観れば良くわかる。いじめのシーンは当然演技なのだが、メイキングを観るとやった方もやられた方も泣いている。黒川は出演自体を迷ったのだという。それだけ本気で取り組んでいたから迫力も出た。これは映画であって決してリアルなものではない、というのはわかっていても引き込まれる。こういうのを映画の醍醐味というのだろう。また「オトナ」の側では野波麻帆が素晴らしかった。悪役は珍しいが、凛とした女優が演じる悪意には本当に魅せられる。派手な作品ではないが、ぜひ一度観ていじめの世界を「体感」してほしい。居心地の悪さが身に染みてわかります。文句なしの星5つ。
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思ったよりよくできた映画でした。 |
最初は単なるアイドルが登場するようなつまらん映画かと思っていましたが
我慢して見続けていると、なかなかどうしていじめについて鋭いところを
ついており、真剣に作られているなあと感じました。おまけでエリカ様と
黒川ちゃんが見れるという感じで結構気に入りました。
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難しい問題を、うまく料理している |
この作品と『1リットルの涙』を続けて見たら、
「沢尻エリカって、ひょっとして天才?」と思ってしまいます。
彼女にとっては、天使の仮面も悪魔の仮面も自由自在なんでしょうね。
いじめの問題は、学校の問題というよりは、人間の本性に関わる問題です。
職場でも、地域でもいじめはあるし、差別の問題も、ある意味同根です。
ですから、解決はもちろん簡単ではないし、
それを描くのも、簡単ではありません。
この作品は、その難しい問題を、ムリせずできる範囲でうまく描いていて、
好感が持てます。
多少都合がよすぎる展開ですが、どのみち本当の意味での解決は、
1本の映画じゃムリなわけで、そこに力を入れすぎると、
結局作品として破綻してしまいます。
問題定義としては十分だし、見た人の心に「やっぱいじめまずいな」と
という思いがちょっとでも芽生えれば、作品としては成功だと思うし、
その意味では十分成功していると思います。
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これは名作 |
みんなが言うようにひそかな名作。
いじめの移り変わりがわかりやすく、リアル。
私自身が学生時代に目撃したいじめをフラッシュバックしたような感じでした。
こんなひどいこと、実際あるんですよ。
あと沢尻エリカがはまり役。マジ怖すぎ。
彼女はホント演技上手ですね。