彼女の作品は、最近のものではほとんどすべて妙な映像編集が施されており、しかもカメラアングル、露出度も微妙で、イライラされられるものが多かった。(グラビアではあんな格好してたくせに。等)
昔のものは、映像編集も少ない、露出もまあまあだが、垢抜けてない感じがして、野暮ったく感じてしまう。
でもこの作品は違う。ちょうど彼女が人気が出てきたときの作品であり、映像編集もなく、アングル、露出度ともに素晴らしい。しかも、可愛い。この作品を超えるものを彼女がだすことはないでしょう。
この作品は2000年の12月に発売された佐藤江梨子の写真集「ELLE」のメイキング映像である。「ELLE」は佐藤江梨子がゲームキャラ、制服にハート型エプロンetc..様々なコスプレに挑戦した写真集。ちょっとゲームキャラの名前まではわからなかったが、「その手」の人にとっては非常にツボなコスプレなのだろう。だが、江梨子にはショートウィッグは似合わない。すっごく浮いている。
写真撮影シーンが非常に多い。しかしメイキング…、コスプレ…という肩書きを付けられているからと言ってこのビデオを侮ってはいけない。たしかにコスプレもあるが、なんだかんだでやっぱりビキニ姿のほうが多い。18の夏に撮られたであろう、この頃の江梨子は若干日焼けしているためなのか、体の艶が非常に良く、綺麗に見える。
また、写真撮影のシーンとはいっても、非常に密着度の高いビデオ撮影なのがポイント。通常の写真撮影では遠目から盗撮、または写真撮影をするカメラマンの邪魔にならないようにと、肩身の狭い思いをしながらビデオ撮影をしているという印象を受けるのだが、このビデオではカメラマンとの立場は対等まではいかないまでも、かなりの線で頑張って良い絵を撮ってやろうという意気込みが感じられる。江梨子もそれを受けてか、写真撮影の流れのまま、映像作品用にとビデオカメラに目線を合わせてくれる。
おすすめのシーンはたくさんあるのだが、敢えて選ばせてもらえば後半の赤ビキニでの写真撮影。屋内での撮影なのだが、写真撮影用にと江梨子の全身にはオイルが塗られており、艶やかに光った江梨子のパーフェクトボディが堪能できる。ジャケを見る限りではコスプレ先行と思われがちだが、屋外シャワー、バスシーンなど、アイドル作品の定番はしっかりと抑えており、非常にバラエティに富んだ内容。秀作です。