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人気ランキング : 21519位
定価 : ¥ 3,990
販売元 : ポニーキャニオン
発売日 : 2008-03-19 |
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優しい謎解き映画 |
ジャンルはホラー映画ですが内容はホラーではありません。なので壁からお化けが出てきて…みたいな恐怖を期待して観るとワケの分からないモノになってしまう場合があるので注意。いわゆる、監督の裏メッセージ映画です。 『壁男』という何かがいる、という新たなホラーブームが起こり、さてその壁男とは何ものなのかと正体を探るメディアと主人公。これを視聴者も一緒に探していくことになりますが、少しシュールなストーリー展開にその答えを見つけることが出来なければ、きっと単に意味不明な映画。なのでこの映画は自分は壁男を見つけられるか?というのが一番楽しい観方なのかもしれません。ただ、会話中に出てくるヒントが露骨でしかも数多いので、難解というほどに難しくはないハズ。 壁にアイディアを持ってきてそのストーリーの組み立ては綺麗で見事。ただオチがど真ん中にすんなり入るので大絶賛はちょっと無理。
壁とメディア。お爺さんの言う「よく分からない」。難しいコメンテーター。よく分からない方はここに注目。
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怖い映画ではありません。 |
原作の完成度が高ければ高いほど、映画化作品は愚作になってしまう。
特異な作家・諸星大二郎の映画化で成功した作品など一作もない。
それは、例えコミック作品であっても同じで、楳図かずお、伊藤潤二、
はたまた、高橋留美子においてさえ。しかし「壁男」は異常な映画といえる。
壁男は登場しないため、周りの人間の演技力に頼るしかないのだが、これまた、
一本の映画を任せるだけの技量が感じられないのだった。アパートの室内を壁越しに
観察しているシーンでも、何の感慨もわかない。演出がやはり、まずいのだろう。
シナリオも手が付けられなかったのかも知れない。不気味さや不条理さは皆無だ。
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堺雅人ファンなら特典は良いと思う |
内容は、深くて難解で、いつもの堺雅人さんのさわやかな笑顔が壁男に取りつかれて、狂気な捉え所のない不気味な笑顔で、あんまり良く見すぎたら、堺雅人さんのイメージが変わってしまいそうで、いつものさわやかな堺雅人のイメージを大切にしたい人は、直視し過ぎない方が良いと思いますが、特典的には、舞台挨拶や試写会などで、堺雅人さんのさわやかなコメントや笑顔があり、北海道撮影で、タダで北海道に来られて堺さんの大好きな海鮮『うに、いくら』に釣られて、、、みたいなコメントも可愛らしく、この特典だけでも、堺雅人ファンなら、買う価値もあるような、、、。でも、いつものさわやかなイメージを壊したくない人は、あまり見ない方が良いかも、、、。堺さんの演技が上手すぎて、堺さんの狂気に満ちた微笑が、ちょっと、怖いかも、、、。最後の結末は、きつねにつままれた様で、それなりにミステリーな感じで良かったのでは?でも、ちょっと、恐ろしいかな、、、。後味が悪いというか、あまり何回も繰り返し見続けられない気はします。
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現実と非現実の間。 |
一度見たときは、つくり出された存在の壁男に取り付かれる仁科が悪いんじゃないっ、と思った。でも、二度目に見たときには、本当にこの映画の世界には、本当に壁男いるのかも・・と思ってしまった・・少なくとも壁男の存在は現実なんだよね、仁科にとって。
そしてラスト。一度目のときは、えーって感じでしたが、2回目のときは、境目のあやしくなった現実と非現実の間そのものを暗示してるのか?とか思ったりして。
その時の見る人の見方によって、全然変わって見える不思議な映画。3回目見たらどんな感想になるのか。また全然違ったところに引っ掛かって全然違う感想になるのか。もう一度また見てみたいです。
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思った通りで、ある意味満足。 |
この作品の内容には全く期待していませんでした。
ただ堺雅人さんの演技が観たくてみました。
思った通りの内容で
「内容が無いよう?」などと
古典的なギャグを言いたくなるような感じでした。
きっとなんだか分からないような内容だろうな、と思っていた通りでした。
面白くなくてもいい、
ただ堺雅人さんの姿、演技が観たい、
というだけの目的だったので
満足です。
主役ですから登場シーンが多いので。
これまで彼の演技で見たことがないシーンや
表情も見られたので
とてもよかった。
だけど
この作品・この役にそれなりの思い入れを持って
演じていたであろう堺雅人さんには
こんな感想は申し訳ないですね。
ごめんね。ダーリン。