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鈴木浩介監督は本作のようなロマンティックなものから「けっこう仮面」までを撮る、昔風にいえば「職人監督」である。仲根かすみのイメージビデオだと思って、敬遠している人は、ぜひ観てほしい。脚本的にはさほど見るべきところもなく、役者も津田寛治以外はちょっと力不足かなあ、と思う。ではなぜにおススメなのか。撮影監督が篠田昇だからである。本作の舞台は尾道なのだが、こんなにも光溢れる映像を作り上げるのはただ事ではない。仲根かすみ扮するめぐみが幻の役（詳細は観てください）なのだが、篠田以外が撮ったら、めぐみを幻に見せるのは難しかっただろう。海の輝き、手持ちカメラによる電車内撮影、めぐみの現れ方、どれもこれもが完璧である。この映像力がなかったら、本作はただのアイドル映画に終わっていた。篠田昇は本作が撮影された年に病に倒れている。復帰して「セカチュー」や「花とアリス」を撮ったが、不幸なことに再発して帰らぬ人となった。蒼井優は葬儀で人目もはばからず号泣したという。正直、作品は一級とはいえない。がしかし、宮川一夫とも並び称される映像の魔術師、篠田昇の美学をぜひ堪能してほしい。

　私が応援するアイドル・仲根かすみさんの初主演映画作品としてリリースされており、もしかすると「なんだアイドル映画なのか？」と食わず嫌いの反応を示される方がおられるかもしれませんが、水橋研二、津田寛治etcという若手演技陣が脇をきちんと締め、恋人を亡くしてしまった青年の断ちきれない想いと切ないまでに描き出している一本。
　
元々は仲根かすみのイメージビデオから始まった作品ではあるが、舞台になった尾道と大林監督作品をこよなく愛するプロデューサーと鈴木浩介というプロモーションフィルムやホラー（「エコエコアザラク」）というジャンルではすでに雄ともいえる存在の監督が出会い、撮影に篠田昇という才能を得て、たかがアイドル映画とはいえ無いまでの仕上がりの一本になっている。
　主演の仲根かすみはセリフがなく、登場時間は余り長いものではないが、逆に恋人を失った青年の断ちきれない想いの象徴としてスクリーンを飾り、人間っぽく見えないように気をつけたという演技で、若手演技陣がぶつかり合う作品の中で存在感を示している。
　「たかがアイドルの映画」としての先入観を持たず、女優への道を歩き始めた女の子が、はじめて本格的にスタッフや俳優達とぶつかり合って作った一本としてみてもらえれば、また違った見方もできて良いのではないだろうか。

私が応援するアイドル・仲根かすみさんの初主演映画作品としてリリースされており、もしかすると「単なるアイドル映画なのか？」と食わず嫌いの反応を示される方がおられるかもしれませんが、水橋研二、津田寛治etcという若手演技陣が脇をきちんと締め、恋人を亡くしてしまった青年の断ちきれない想いと切ないまでに描き出している一本。　
　元々は仲根かすみのイメージビデオ「もういちど逢いたい」から始まった作品ではあるが、舞台になった尾道と大林監督作品をこよなく愛するプロデューサーと鈴木浩介というプロモーションフィルムやホラーというジャンルではすでに雄ともいえる存在の監督が出会い、撮影に篠田昇という才能を得て、たかがアイドル映画とは言えないまでの仕上がりの一本になっている。
　主演の仲根かすみはセリフがなく、登場時間も余り長いものではないが、逆に恋人を失った青年の断ちきれない想いの象徴としてスクリーンを飾り、彼女自身が人間っぽく見えないように気をつけたという演技で、若手演技陣がぶつかり合う作品の中で存在感を示している。
　
　「たかがアイドルの映画」としての先入観を持たず、女優への道を歩き始めた女の子が、はじめて本格的にスタッフや俳優達とぶつかり合って作った一本として見てもらえれば、また違った見方もできて良いのではないだろうか。

仲根さんのフアンにとってはところどころに忽然と表す姿に
えもいわれぬ切なさを感じることでしょうね。
見る前は『幻』という言葉にもっとはかなげなものを感じて
いました。めぐみとまもるの関係があえて語られていないこ
とが喪失感を希薄なものにしているのでしょうか。
尾道の街角に現れる存在感のある「まぼろし」。
仲根さんへの思い入れとともにこのＤＶＤは楽しめるでしょう。

僕が見た限り、作品自体は中々良い、淡く切ないラヴ・ストーリーに成っていて中々良いよ。
でも、本編のかすみちゃんのシーンが少ないと感じた。
役柄が幻の役なので、仕方が無いが・・・でも、もっと出演して欲しかった。
でも、特典映像は、舞台挨拶・デジカメ写真集と、かすみちゃん中心で良かったですよ。
僕が思うに、かすみちゃんのファンより、水橋健二のファンにお勧めだと、僕は思った。
水橋健二は、沢山出て入るので、水橋健二 ファンには、お勧めだと思いました。
後、この映画を何回も見たい人などに、お勧めだと思いました。