2003年3月31日から半年間放送されたNHK朝の連続テレビ小説の傑作。第1巻は、主人公こころが朝倉医師と知り合い、結婚するまでの一番幸せな時代のお話。岸恵子、伊藤蘭、中越典子の3人が演じる女三代が印象的でしたし、山谷初男、なぎら健壱、モト冬樹、阿部サダヲ、竜雷太、小池栄子、清水由貴子など主人公こころを取り巻く浅草の人々がとても微笑ましくて良かったです。主人公の義理の娘を演じる黒川智花は、この頃から大物の片鱗を見せていましたね。音楽は、今や大河ドラマ「篤姫」まで担当するようになった吉俣良。NHKの朝の連続テレビドラマのテーマ曲としては、最も癒される作品だと思います。
朝ドラになぜか欠かせないのが『主人公の父親の不在』
このドラマも父親は死んだも同然、見たいな扱いを受けてます。
母親の実家は東京の下町でうなぎ屋の老舗。
で、主人公はスチュワーデス。でも江戸っ子。
一見アンバランスなんですが、豪華な出演陣と彼女の明るさがそれを見事にマッチさせてます。
二人の子持ちの男と結婚する展開にはちょっと「早くない?」って思うのですが、実は話の本筋はその後にあったのですね。
中村トオルを贅沢に使いすぎでは?って思うけど、それがまたいい味を出してるのかも。
久しぶりに面白い朝ドラでした。