雨宮慶太
コワイ女 スペシャル・エディション [DVD]
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人気ランキング : 73187位
定価 : ¥ 6,615
販売元 : キングレコード
発売日 : 2007-03-07 |
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3話目 |
やはり何をコワイと感じるかは、世代や環境(家族構成など)で大きく違うものですね。他の方の評価はあまり高くないようだが、自分にとっては3番目の話「うけつぐもの」がもっともショックが大きく、心に余韻が残りました。ホラー映画はかなり見慣れているつもりなのですが。。。
母親役・目黒真希の美しいまま、気がふれていく演技(リアル!)、そして子役・須賀健太の戸惑いながらも母に甘えようとする演技(映画・釣りキチ三平の主役に選ばれるのも納得)、どちらもともに素晴らしかった。そして土蔵の中から聞こえてくる子守唄の響き・・・
自分がもう少し若い男だったら、2話目に興味を惹かれていたかもしれません。1話目は万人向けのシンプルホラーです。
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レベルの高い3本立て |
オムニバス3本立てですが、とっても面白かったです。Jホラーの標準は軽く超えて傑作に近づいていると思います。
世間的には「鋼」の評価が高いでしょうが、私は雨宮慶太ファンで1作目の「カタカタ」が良かった。コワイ存在をコワイ顔で表現するというのは極めて難しい力技ですが、それに正面きって挑戦しており、さすが雨宮慶太。怖い顔の造形が素晴らしいです。「怪談新耳袋劇場版」の「約束」に出てきた巨大な女をパワーアップした感じでした。ストーリーは最近出た井上雅彦「夢魔の幻獣辞典」の「ケルピー」に似てます。
「鋼」アルジェントのジェニファー。ただ他人と(身内の社長とすら)うまくやっていけない主人公が脚だけ美女を妄想するというのはよーく分かります。思春期の欲望があって女は好きだけど人間として向かい合えないというフェティッシュ。すっぽり袋をカブって足だけというのは人間としての女じゃなくてアニメを愛する気持ちにも似ています。ジャーロでは美女は死体になることで輝きますが、鋼ちゃんは袋カブっただけで光り輝くという、映画の奇跡があります。最後は当然ながら破局が訪れます。鋼ちゃんは悪意のない無垢な存在で、だんだんカワイク思えてくるのがこの作品の見所。ぴゅっぴゅっと吹き矢を吹いてきたりするのがホントかわいいです。面白かったなあ。
最後の豊島圭介+清水崇作品もそんなに悪くないんですけど、他の2作が凄く面白いので比べるとかなりパワーダウンです。ただ主演の目黒真希という人がとても綺麗で個人的には満足しました。手招きさせたりしたのはキツかったのですが、立っている姿勢がすごくよくて、幽霊っぽい。元モデルの力でしょうか。演出もそこそこですけど、話が理屈っぽいです。絵が話に付いていっていないような気がしました。
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期待し過ぎた俺が悪い |
CMのイメージで超怖い印象受けて見ましたが、恐怖は中の下でした。全3話で構成されてまして、1話、2話…と進むにつれ退屈化していきます。超怖い映画をお求めならやめとこう!!
《以下、本編鑑賞済みの方のみ》
カタカタは…あの野郎危険だ。別に霊じゃなくても、彼氏の前の奥さんって方がリアリティあって怖いよ…あっ、それじゃ玄関で置物ぶん投げた時点で勝利しちゃうか(笑)
鋼は…結局中身見せないのは正解だと思う。見た視聴者の想像広がるし。
あと…君はMなの?Sなの?(笑)
うけつぐものは…叔父さん(母の兄)が一番怖いわ。 お母さん美人過ぎて…ちょっと追い掛けられたいわボケ(笑)
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鋼ちゃん |
残念なのは、3作目がいまひとつだったこと・・・。1作目がスピーディな展開のいけいけホラー。CGや子役の演技がいまひとつだったりしますが、つかみはOK!2作目はユーモアもあるシュールなホラー。この主役の鋼ちゃんが、足だけの演技なのに本当にいい味だしてます。この鋼ちゃんは古今東西世界のホラークイーンと肩を並べられる新しいヒロインだと思います!そして盛り上がって迎えた3作目。普通のよくある、出来のほうも普通によくある、古典的なジャパニーズホラーでした。時間的にもこれが一番ゆったりとっていますが、短編だから重厚感がないですし、短編なのにちょっと退屈です。役者さんは皆良かったですけど。ただやっぱり鋼ちゃんがいるからこの映画は楽しいですよ!この鋼ちゃんの活躍する脱力コメディ短編が見たいがためにこのスペシャルエディションにするかどうかは、う?ん微妙・・・・。