題名を見れば、すぐに内容を思い出せるFANも多いでしょう。
鰻売りの又六はここからの登場ですね。
第1話【辻斬り】
第2話【暗殺】
第3話【剣の誓約】
第4話【婚礼の夜】
第5話【勘違い】
第6話【三冬の縁談】
第7話【いのちの畳針】
第8話【悪い虫】
第9話【隠れ蓑】
第10話【雨の鈴鹿川】
第11話【妖怪小雨坊】
個人的には、何ていうか、三冬が可愛いです。
妻や母親としてだとちょっと物足りないかも知れませんが、
そんなものは寺島さんに任せておけばいいんです。
大路さんの三冬は、初々しくて、女というよりは、娘。
まだまだ未熟で塩辛い煮物もおこげなご飯もありかなぁ・・と思ってしまう。
不器用さもまた魅力の一つかな。
周りの人たちも素朴で純粋で、何かいい時代だなぁ・・と思えるのがいいんでしょうね。
義理も人情も、袖すり合うも他生の縁とばかりに、人助けも当然。
今の世界も、こういうのが普通になればいいのにな、とふと思ってしまいます。
まだ大治郎を渡部篤郎が演じていた頃の作品。安心してみていられます。
正直わたくしは、「鬼平」はさいとうたかをプロが画を描いている劇画版の方が好きです。ですが、剣客商売についてはこの映像版の方のファンです。
うまく表現できないのですが、「冷たい」のに「あたたかい」、「鋭角」なのに「角がない」、「非情」なのに「情に篤い」・・・。こんな表現じゃわかりませんね、すいません。
男性と女性、人生経験の違いなどで感じ方は違うでしょうが、観終えたあとの満足感はみなさん感じていただけるのではないでしょうか。