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人気ランキング : 10147位
定価 : ¥ 23,940
販売元 : ポニーキャニオン
発売日 : 2007-12-19 |
2007年6月〜9月、フジテレビ系・土曜ドラマ枠で放映された、北乃きい主演のハードな学園ドラマ。共演は、福田沙紀。原作は、すえのぶけいこによる同名の人気コミック。高校を舞台に繰り広げられる壮絶で陰惨なイジメをテーマにした作品で、放映当時大きな反響を呼んだ。作中で行なわれるイジメが少年少女に与える影響などが懸念されたが、力強く運命を切り拓いてゆく主人公・歩(北乃)や、実は自身も孤独を抱えているイジメのリーダー・愛海(福田)の姿に共感をおぼえる声も多く、さまざまな意味で友人や家族との関係を見つめなおすきっかけを与えてくれる物語。ささいなことで崩れる人間関係のバランスやそれぞれの立ち位置のもろさなど、少女ならずとも考えさせられる点がおおいにある。現代の学園事情の一端を垣間見れる好作品。(みきーる)
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ただのドラマではない |
なかなか面白かったし、良かった。ラストの終わらせ方が中途半端な気もするが、ドラマの主旨を考えるとあれでよかったのだと思う。回の終わらせ方が次の展開を期待させるような感じになっていたところも良かった。演出もキャストも良かった。しかし、このドラマは面白さ云々よりも見て、考えさせられる部分が多かった。
ドラマだから少し過激になっていた部分もあったとは思うが、実際に同じようなことは起きている。それは、自殺などを報道するニュースを見ればよくわかる。だから、教育関係者は絶対に見るべきだ。「ただのドラマだろう」と一言で片付けないで「いじめ問題についてしっかりと考えるbwきだ。また、現役の学生、主人公・歩と同じくらいの年齢の学生は見るべきだ。みて、「いじめとはどういうことか」「いじめられるのはどういうことか」を真剣に考えてもらいたい。
キャストでは生徒役、特に北乃きい、福田沙紀、北条隆博、関めぐみ、星井七瀬が良かった。北乃きい、福田沙紀、星井七瀬の表情の演技は良かった。
教育関係者、現役の小中高生、小中高生を子供に持つ親には見てほしい。
「私は愛海を許さない。でも私はいじめをもっと許さない」
この歩の最後のセリフは忘れてはいけない。
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いじめ問題を考えるきっかけにして欲しい |
最高というほどではないけど、久しぶりに全部見たいと思ったドラマがこれだった。
主人公は良い友達に出会い「いじめ」に立ち向かうことができたけれど、実際にいじめ
にあっている多くの子供たちは一人で悩み、苦しみ、リストカットしたり自殺している。
このドラマに描かれたことが「犯罪」という声があるけれど、現実の学校で
暴行、恐喝、強姦、いじめによる自殺など児童による犯罪が続発している事実を
知れば、このドラマを単なるフィクションとしか見ない考え方がいかに虚しいか。
このドラマに描かれたように学校は「いじめ」の事実を隠ぺいし、なんら対策を
実施することもない。NHKの特集番組で「いじめ」に対する各国の対策が紹介
されていたが、日本は「いじめ」に対する調査すらまともに実施されておらず、
何の対策も実施される気配がない。
今の学校でもっとも解決しなければならない問題が「いじめ」ではないだろうか。
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このドラマがいじめに拍車をかけた事もまた事実。 |
放送中も常に様々な反響があったみたいですね。反響が話題性を生み、そして高視聴率へと繋がる。
そして回を重ねるごとにイジメ内容も段々と卑劣になっていきました。反響?話題?視聴率そしてまた反響と・・・
まぁプロデューサーにとっては嘸嬉しいことなんでしょうが、番組の余波が最終的にいじめられっ子へと向かっているという事を
プロデューサーは分かっているんでしょうか?いじめられている子にとって週明けの月曜日は嘸辛い一日になった事だと思います。
そして、いじめっ子にとっては絶好の試し日和となった事でしょう。そんな現実をプロデューサーはどう思ってるのか。自分は知りたい。
最後、某動画サイトでは過激映写が18禁扱いされてました。18歳未満に起きている事なのに18禁とは・・・あきれます。
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パターンだなぁ。 |
いじめの問題は、国民の資質だと思う。「いじめ」という言葉を軽はずみに使うべきではない。殴れば傷害罪だし、罵れば名誉毀損罪だし、物を隠してしばらく家に帰れなくすれば、逮捕監禁罪となる。日本人は、こういう罪のさまざまを簡素な言葉に置き換えるのが好きで、未成年者の犯罪行為に無頓着だ。こういう背景が未成年者犯罪を助長している。
今回のドラマは、いじめられっ子がいじめっ子に反撃するというワンパターンなもの。こういう考え方そのものが、いじめの被害者を苦しめている実情が、作者達にはわかっていないようだ。
何故に被害者がいじめの問題を自ら解決しなければならないのか。本来であれば、加害者であるいじめっ子が改悛しなければならないはずだろう。被害者に罪は無い。「生意気だからいじめた」。この理屈がまかり通るなら、「生意気だから殺した」という行為も正当化されてしまう。
撃退される前に、罪を自らやめるのが本来であり、いじめられっ子は何もする必要は無い。何故なら、理由があれば殴っても構わないなどという法律も常識もないからだ。
このドラマを観て、本末転倒、不条理極まる「いじめの対処法」に対応する、「本来の対処法」を考えて頂きたい。いじめは犯罪です。「いじめられる側にも問題がある」と公言する人は、いじめっ子、即ち加害者の共犯者であり、犯罪者を養成する極悪人です。