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人気ランキング : 2394位
定価 : ¥ 3,990
販売元 : ハピネット・ピクチャーズ
発売日 : 2006-02-24 |
平凡なOLのユウコ(星野真里)はカフェの軽薄な店員ユタカ(西島秀俊)に抱かれるが、彼にはみどりという彼女がいるという。ユタカに嫌われまいと、何も言わずに彼と付き合い続けるユウコ。無理やりカラオケスナックのホステスにされたり、まだ10代のグラマラスな店員・真希(岩佐真悠子)にユタカをめぐってライバル宣言されたり、ぎくしゃくしながら曖昧な関係は続いていくが…。
南Q太の同名コミックを原作に『ロボコン』の古厩智之監督が等身大の女性の恋愛心理を巧みについた秀作。これが映画初主演の星野真里のはかない存在感が実によく、女優としてのステップアップを見事に体現しえている。また同性から見るとイライラしてくるほどに、西島の駄目男ぶりは板についていてうまい。またカラオケスナック内の描写などもほどよい猥雑感で捉えられており、それがラストのカタルシスにも繋がっている。(増當竜也)
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星野真里がよい |
漫画が原作の、割とリアルな恋愛ドラマ。無茶な男性を演じている西嶋秀俊、平凡(?)なOL役の星野真里がとても良い。
星野真里は金八先生の娘として知って、その役がとても好きだった。まったく違うこちらの役を見て色々なタイプの演技がこなせる女優なのだなあと思う。最後にカラオケを歌ってはしゃぐシーンは、演技はあまりしていないけれど、ほんとに生き生きとしていて良いカットだと思う。
とても楽しく見ました。
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さよならみどりちゃん |
やっぱしこの映画女性の映画な気がしてならない。だからこそ男の私が観ると切なくなる。なぜこんな男に?と思うがそれがこの映画の味だと思う。
星野真里を使ったのは本当によかったと思う。
始めてこの映画を観たのが子供だったから今より感じる部分は少なかったと思う。今見ると人間の不条理なところ、男女間の理屈ではないところが浮き彫りになって作品から見て取れる部分が多くなった。いままでにない映画だと思う。
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ヒリヒリする、恋のお話 |
思うに、どれだけ苦しい関係であったとしても、
「その苦しさの中に甘んじて身を投じ続ける」という形でしか
表現できない愛、ってのもあると思うんです。
ある種の恋愛、特に報われることのない、一方的な片想いでは、
「傷つけられて苦しむことだけが、
その人との自分との繋がりを確認する唯一の手段」
という場合もある。
それがどれだけ第三者から下らなく見えたとしても、
第三者に何がわかるっていうんだろう。
そこに執着、拘泥する本人には、
それだけがせめてものよすがなのに。
と、そんなことを考えながら、観ました。
ある意味、私自身がここ数年置かれている状況は
ゆうこちゃんと似た部分があるので、
余計、観ていて切なかった。
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漫画を読んでいた人にはおすすめ |
私はもともと南Q太の漫画から入っていたので、
あの絵がどんな風に実写化されたんだろう?という
興味から映画を見ました。
町の風景や、夏の夜の雰囲気、スナックなど
漫画そのままの世界が広がっていて
結構忠実に再現されていると感じました。
ゆうこは、私はもう少し大人っぽい女性を
想像していたのですが、
星野さんのイノセントなちょっと少女っぽさも
逆にはまっていて、
ユタカに振り回される女の子が
よく表現されていたように思います。
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14番目の月 |
西島秀俊さんが軽薄な男を演じる、というのに興味をひかれて観た映画ですが、
星野真里さんの体当たりの演技に圧倒されました。
ダメンズって理解できないのですが、リアリティのある演技で
こういう人もいるかも、こういう恋愛もあるかも、と納得させられました。
タローの部屋で扇風機にあたりながらユタカの噂話を平静な不利をして聞くシーンが好きです。