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人気ランキング : 13385位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : TCエンタテインメント
発売日 : 2008-07-18 |
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け、傑作やんけ・・・ |
演技力に乏しい女優の卵がキャーキャー逃げ回るだけの量産的ホラー…などと思っていたら大間違い。演技も内容も出色の出来であった。
勿体無い。こちらがシリーズ1作目の方がよかったのではないか。
顔を破壊された若者の苦しみを描いた映画としては、スペインのサスペンス『オープン・ユア・アイズ』などがあるが(作品にほれ込んだトム・クルーズがのちにリメイク)、この『口裂け女2』も観客の心に迫るのは、まずその部分であろう。自分の姿が無惨に変えられ、そのせいで恋人や友人が離れていったら……。これは誰にとっても恐ろしく、悲しい想像だ。
前半は爽やかな青春ドラマになっており、そのせいで暗転後の悲壮さも半端ではない。観客の誰もが主人公の少女の立ち直りを祈る気持ちになるだろう。だが勿論そうはならないのだ。そしてラストの1秒、ついに彼女が「人の心」を捨て去る瞬間。その描き方も秀逸であった。
ただひとつ、1970年代の実話をモデルにしているのなら、TVやラジオから当時の流行歌を流すなどして、もっと時代感・リアリティを出してほしかったかな。いや、こんな風に改良点を考えてしまうのも、この映画に魅力を感じたからこそなのだが。
なお、「中国 硫酸 少女」「硫酸 張静」などの言葉でググると、実際の硫酸事件の被害者の画像を見ることが出来るのだが、あまりお勧めはしない。はっきり言ってその凄まじさは、映画の比ではない。
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割と良かった。 |
期待せずに観ましたが、割と良かったです。
ストーリーにも極端な強引さはなく、受け入れられました。
1作目は、ちょっといただけない部分もありましたが、
この作品は、そういう「アク」のような部分もありません。
心ならずも闇に堕ちていく主人公が、とても悲しかった。
純粋にホラー映画としてみた時にどうかな、と思ったので
★を1個減らしましたが、作品としてはまずまずでした。
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ストーリー |
前作と比べるとストーリーは自分は、こっちの方がよく出来てると思いました。あと前半のほのぼのした雰囲気から一転するとこなんかはギャップがあって良かったです。前半だけ見たら、これはホラーか?と思うくらいでした(笑)音楽もなんかほのぼのしてるし。あと他の方も書かれてますが特殊メイクは前作の方が凄かったと思います。でも、主演の女優さんは演技力もある人だと個人的には思いました。自分的には福田沙紀さんを思い出してしまいました(笑)
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前作があまりにショボかったので… |
期待はしてませんでしたが
いい意味で裏切られました。
最初の方はすごくほのぼのとして爽やかで…
しかし途中からは一気にグロくなり…
いじめや差別、偏見、先輩や友人の裏切り、仲のよかった家庭の崩壊(まではいかないが)
それにより素直で明るかった主人公が殺意を抱くようになったという心情や
次女の葛藤、長女の優しい顔の裏に隠された性格の悪さなど
見ていて胸が痛くなりました
普通にホラーというよりはサスペンスかなぁ…
しかし
陸上部だったり マスクしてたり裁縫してたり
三女が都市伝説に近い設定にしてあるのはGOODですね
(100M3秒で走る、大きなマスクをしてる、大きな(裁縫)ハサミで襲ってくるetc)
しかし飛鳥凛さんはひぐらしにも出るそうだが 昔の栗山千明みたくホラー女優にはならないで欲しいなぁ…
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じっとりした恐怖 |
流行の邦画ホラーを期待すると肩すかしを食う。
リングや呪怨系のホラーが好きな人にはオススメしない、
ショッキング描写は少ないものの、現実にありえそうな物語がボディブローのようにゆっくりと恐怖を感じさせる。
これは現代(舞台は1970年代だが)に蘇った「四谷怪談」、それに上手く口裂け女という要素を取り込んでいる。
似たり寄ったりの邦画ホラーの中では異彩を放っている秀作。
ただ、音楽がショボかったり、低予算のせいかビデオ撮りの安っぽい画質と
チープな特殊メイクが残念な所ではある。