|
人気ランキング : 19774位
定価 : ¥ 19,950
販売元 : ポニーキャニオン
発売日 : 2006-02-15 |
2005年7月〜9月、フジテレビ系で放映された青春ドラマ。原作は、第4回坊ちゃん文学賞に輝いた藪村良子の同名小説。四国の高校を舞台に、それぞれの思惑を胸に奮闘する女子ボート部員たちの日々を描いたもので、松山市の美しい風景と登場人物たちの闊達(かったつ)な伊予弁が、物語をいきいきと盛り上げている。自らのアイデンティティの確立をめざして頑張る悦子(鈴木杏)、悦子の幼なじみ“ブー”(錦戸亮・NEWS/関ジャニ∞)、女生徒たちの憧れ・三郎(田口淳之介・KAT-TUN)ら、旬のキャストが顔をそろえ、友情に、将来に、家庭に、そして恋に悩む若者たちをリアルにみずみずしく演じている。不器用でもひたむきな彼らの姿はまぶしく、いとおしい。(みきーる)
|
大好きなドラマ!!だけど… |
一話からこのドラマが大好きでやっとDVDボックスを買うことが出来ました。キラキラした高校生活が本当にうらやましくて楽しそうで買って良かったと思っています。でも一つ残念なことがありました。特典のブックレットの一番最初のページに書いてある悦ねぇたちのかけ声が「夢はでっかく、目標は大きく、心はまあるく、四角はトウフ、おでんのこんにゃくは四角!!」になっていてびっくりしました;一番間違えちゃいけない所な気がするので星4つ。
|
泣ける |
話の展開は読める、よくある青春ストーリーである
しかし、鈴木杏をはじめとする個性豊かな役者たちの演技で、あたかも自分も今、青春まっただ中でボートを漕いでるような気分を錯覚する。
葛藤、人間関係のささいなもつれ、自分の昔と重ねると懐かしさで胸が押しつぶされそうになること必至だ。
最後の方のストーリは気持ちよく感動して泣ける。名ドラマだ。
|
2年たって |
いまさらですが、このドラマにちゃんとお礼を言いたくなりました。
もうすぐ「花嫁とパパ」のDVDが発売になることもあり
キャスト目的でここにいらした方・・「がんばって・・」を見てない方は、
是非この機会に一緒の購入をお勧めします。
成長がみられる田口君も素敵なのですが、演出、美術、カメラ、キャスト、ストーリーと
全体のバランスがすばらしいです。
都会にマンションを買ってしまって、ちょっと疲れた地方出身の方には
忘れかけてるモノを思い出させてくれそう。
とくに40代のかたには男女ともに受け入れられるのでは。
自分が過ごした美しいばかりでない高校生活や苦い思い出の部活。
ゆっくりかみしめながら話す台詞の一つ一つや、日本の田舎らしい空と海が印象的でした。
つい昔の自分を杏さんに置き代えてみてしまいました。
ちょっとオーバーに言うと、このドラマで自分か抱えてきた数十年も救われた気がします。
ただ設定が現代で、内容がむかしっぽいところには多少違和感を感じましたが、
いまでも日本のほとんどの高校生は意外とあのままなのかも・・と思います。
そしてスポコン&恋の青春ドラマというだけでなく、背景には、綺麗ごとではすまない
家族の絆も現実的に描かれていて、特に最終回は涙が止まりませんでした。
もしどうしても時間がない方は、最終話から先に見てもかまわないかも
(私がそうでした)
かならず見直したくなると思いますよ。
何度見ても引き込まれてしまうDVDのひとつです。
このドラマ見て以来、完全に涙腺が緩んでしまいました。
ちょっとほめすぎる感もアリでしょうか。
|
出来ないことを数えて嘆くより、出来ることを見つけて前を向け |
かつて観た映画版は、瑞々しい感覚で撮影された良い作品だと思っていましたが、
‘悦ねえ’以外の4人の性格を描くには2時間という時間ではあまりに短すぎたように感じ
ました。
ここではこうした映画の弱点を見直すとともに、部員たちの心情をうまく捉えた素晴らしい
ドラマに仕上げられたと思います。最初はバラバラかに見えた皆の心が、ボートを通じてや
がて一つになっていくのですが、とりわけ、悦ねえがポイントとなる終盤では涙無くしては
観ることはできないでしょう。
とにかくクルー5人の姿が実に生き生きとしています。石田ゆり子さんのコーチ役も映画版
中嶋朋子より親しみやすいと思うのですが、何より、‘悦ねえ’役の鈴木杏さんの演技が素
晴らしいですね。彼女の言葉・表情・視線すべてに私はぐいぐいと引き込まれていきまし
た。気が付けば涙がボロボロといったことも何度かありました。さすがに映画監督・山崎貴
に「天才」とまで称されてきた彼女だけのことはあると思います。
また、ハイビジョンの長所を存分に生かした風景も見逃すことはできないでしょう。海・
夕焼けのみならず、望遠での人物描写、シルエット、季節感までもが本当に美しく、雰囲気
を盛り立てる吉俣良の音楽もまた聴き逃すことはできません。
これほど素晴らしいドラマに巡り合えたのは久々でした。有難う、5人のクルーたち!
このレヴューのタイトルはこのドラマのどこかで交わされる言葉なのです。過ぎ去った学生
時代を振り返るとき、私にとってこれほど痛い言葉はありませんでした。
|
元映画版原理主義者より |
映画版ファンから集中砲火を浴びせられたTVドラマ版だが、私も失望して
途中で放り出した一人だ。ただ、映画では描かれなかった「イージーオール」
(原作の続編)がどのようにドラマ化されているか気にはなっていた。DVD化を
機会に改めて見直したら予想外に面白く、どんどん引き込まれて最終挺まで
一気に見てしまった。
設定を70年代から現代へ移した理由は松山市街のあまりの変貌ぶりらしい。
種目がナックルファオではなかったことにも違和感は残ったが、高校の正式
種目としては映画化時点(1997年)を遡る1988年以降廃止されていたとの
ことだから、映画が原作通りやれたこと自体が幸運だったのかも知れない。
他にも納得出来ない点はあったが、この年代設定を是とするならばやむを
得ないのではないかと思った。件のトラブルの影響もあり出色の出来映えと
までは言わないが制作サイドの真摯な姿勢は十分に反映されており、映画
作品に対するリスペクトが感じられたことにも好感を抱いた(実際、最終挺の
エンドロールに磯村監督と映画作品に対する謝辞が入っていた)。
結局、TVドラマ版は青春への郷愁と賛美という原作の持つ二面性のうち
後者を表現して見せたものではないかと思う。言うまでもないが、これら
両作品への評価は最終的に原作の大いなる魅力に帰結すべきものであると
考える。原作者の敷村良子氏は自身のサイトでドラマへの賛辞を述べた後
「先日、改めて映画を見直しました。じーんときました。映画もドラマも、私は
運がいいですね」と書いている。それは原作者として両制作サイドへの配慮から
出た言葉などではなく、本当に率直な気持ちだったに違いないと今私は気が
ついた。
以上を認めた上で、清水真実、田中麗奈、真野きりな、葵若菜、久積絵夢の
演じる「イージーオール」を見たかった、何が何でも見たかった、というのも
私の偽らざる本音である。見果てぬ夢であるが。