本編、盛り上がって超お勧めです。
第一部後半のもう一人の主人公・セイザ−タウロンの松阪直人の、孤高のかっこよさ、そして仲間思いなのに、それがうまく表現できない不器用さと優しさ…それらが、急展開とうまく絡み合って、特撮ヒーローファンなら、燃えに燃えること必至です。
心を開かない直人を説得する、豪の侠気、蘭ちゃん(磯山さやかちゃんが好演してます)の健気さ、涼子様の大人の女の忠告、そのすべてが、大地のトライブのチームワークに結実していくストーリーは、最高です。
カリンと伝通院先生の愛も、もっと深く描いて欲しかったきらいもありますが、でも、それがグランセイザ−なんです。
3巻は超星神の母艦ともいえるクラウドドラゴン登場、
風のトライブの指揮をとっているカリンが宇宙人であることが判明し、
第一部も大詰めに差し掛かっていますが、特に10話でカリンとの
メロドラマに変身中の涼子と仁を問答無用で攻撃するといった
伝通院先生の暴走ぶりが面白く、他の戦士たちが霞んでしまうほどの
存在感があります。
自分の署の管轄ではないという事で、現場に向かおうとしなかったり、
宇宙人が生き返ったことを信じず同じ大地の戦士である蘭に
「天馬のバカがうつったのか?」と言ったりと山羊座=神谷の
すっとぼけた発言も笑えます。