森 義隆
ひゃくはち プレミアム・エディション [DVD]
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人気ランキング : 7757位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : ジェネオン エンタテインメント
発売日 : 2009-01-23 |
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二人だけ |
補欠目線で歯痒い思いを描いてるのが逆に痛快なのに、主役二人の“補欠”に縛られ過ぎてると思いました。
甲子園予選の二人の背番号争い。雅人が二桁の背番号を貰い、最後に伸広もケガをした選手に変わり運よく背番号を貰えた。最後の大会も結局仲のいい二人はベンチに入れてハッピーエンド。
ではなくて、レギュラーと二人だけの補欠しかスポットがあたってないために、他の補欠が監督の後ろでスコアラーをしているシーンがとても滑稽に思えました…
二人以外の補欠をいないに等しいぐらい雑に扱っているため、雅人と伸広の二人だけの葛藤もベンチに入れる前提のような恵まれているような印象でした。
ラストのズッコケのシーンは無理矢理に全員野球を象徴していてちょっと、あれれ?っと思ってしまいました。
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大問題作 |
この映画、大いなる問題作です。
高野連はこの映画に、なにかコメントしないのかな。
甲子園常連の高校野球部の実態を暴く!
いやいやこんなの常識です?
若いエネルギーを純粋にぶつける青春映画!?
でも、スポーツ特待生へのうがった視線や、きれい事で世の中終わらせない!といったアウトロー的開き直りを感じてしまう。
野球が好きという一点でつながり合っている子供たち。
それなら、そこまで落とすこともないし。
落とすような映画造る事もなかったような気がする。
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楽しめた |
それなりに楽しめました。もともと野球は素人ですし、あんまり見ません。面白そうだったので見ましたが、最後までだらだらしたところもなく、爽快にみれました。違う人から見ればもっと評価が高いかもしれません。引き込まれて観たかというと、ぐっと引き込まれるところはあまりなかったです。でも、なかなかいい青春映画です。
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.「ひゃくはち」とは野球の球には108の縫い目があるから(らしい) |
縫い目の数と、煩悩とをかけている。野球留学で名門高の野球部にやっと入れても、レギュラーはおろか、補欠にさえなれるかどうか分からない。願うことは、誰かが怪我をして代役で出るという幸運が舞い込んだり、補欠でベンチ入りできること。そうした凡人野球少年の煩悩を描いた佳作。主役の斉藤君の演技がとても良い。横浜あたりの野球名門高校がモデルなんだろうと思うが、どうやって横浜球場を満員にしてロケをしたんだろうか?スポーツ新聞の新入り女性記者が、セクハラやいろいろな先輩からのしごきに耐えながら、一人前になっていく根性ドラマとして見ても面白い。スカウト、監督のどろどろした部分も描かれていて、美しい青春物だけではない映画に仕上がっている。
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素晴らしい! |
素晴らしいですね。
レギュラーの選手でなく、補欠選手にスポットを当てた野球映画です。
『キャプテン』『野球狂の詩』『バッテリー』などの傑作映画や
最近では『ROOKIES』も面白かったですが、私の中ではこれが一番です。
試合に出たくても出られない選手、裏方で頑張っている選手もいるんですよね・・・。
そういった補欠選手が輝いて見えるところが素晴らしいです!
キャッチコピーが『青春って、甲子園って、こんなに泣けたっけ。』です。
視点は違いますが、まさにその通りといった感じですね。
配役も雅人の父親役に光石研、監督役の竹内力、スカウト役の小松政夫など脇がしぶくて良いです!
新米記者の市川由衣もかわいいですねえ。
野球をやっている息子と一緒に観ましたが、二人とも非常に満足しました!