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人気ランキング : 24684位
定価 : ¥ 15,960
販売元 : バップ
発売日 : 2007-02-21 |
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大人のメルヘン |
北川弘美さん、高橋良輔さん、秋山莉奈さんの主役三人が織りなす、少しエロティックながらも、小粋な大人のメルヘンです。もともと深夜ドラマで、短い時間枠だった為に、ストーリーに多少の粗削りな感じがあるのは否めませんが、それでも虹玉という、一見、荒唐無稽な病気をテーマに、純愛を絡めた原作もさることながら、脚本も良く頑張ったと思います。また主役三人の熱演も、ドラマにリアリティを持たせており、ともすれば現実味のない虹玉という奇病も気にならないほど、純愛を演じています。また川島なお美さん演じる女医が語る格言が、ドラマにスパイスを利かせて、シャレた大人のメルヘンにしています。今、恋愛をしてる人も、してない人も、このドラマを観て、少しだけ純な気持ちになってみるのも悪くないのでは?と思います。
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Pure Love/Sex |
“虹玉”という謎の奇病をめぐる、男女の淡くせつない三角関係を描いた物語、『クピドの悪戯?虹玉?』。
“クピド”とは、ローマ神話における愛の神のこと。睦月智也(高橋良輔)と彼の恋人である大倉怜子(秋山莉奈)、ふたりの恋を応援しながらも密かに睦月に想いを寄せる幼馴染みの桐生麻美(北川弘美)、そして桐生の不倫相手とその妻…クピドの運命の悪戯により、睦月智也を“虹玉”(後天性射精機会損失症候群)にかけることで、この入り組んだ人間関係を揺さぶらしてゆく。『男は真の愛を求め、女は真の愛が試される』…最終回で全ての謎が紐解けます。
『ドラマ24』(テレビ東京系列金曜深夜24時帯ドラマ)は、毎回脈絡のないセクシーショットが含まれているのが特徴。本作にも不必要とも言えるシーンが一部盛り込まれています。ただ、過去の『ドラマ24』枠作品と違い、この作品は愛とセックスを主題としているため、性描写が自然に、意味あるものとして映るのが魅力です。個人的に、ベッドシーンでのせつなく感傷的な空気がたまらなく好きです。
コメディタッチでチープなつくりでありながらも、人間の欲望や失望、快楽や痛み、男女の繋がりやすれ違い…心の奥底で揺れ動く複雑な感情がえぐり出されるように描かれています。そのため、話は有り得ないものの、妙にリアリティがあります。主題歌の『奇跡を望むなら…』も、美しくも悲愴的な雰囲気がドラマの世界観にうまく溶け込んでいます。また、三角関係の行方と同時に、物語の鍵を握っている虹玉研究家・仙道寺徳子(川島なおみ)の言動にも注目して頂きたいです。実に名言が多いです。
こういった性を切口にした純愛物語もなかなか面白いものです。愛の意味を考えさせられる、そして、純粋な気持ちにさせてくれる作品です。
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TVドラマとしては平均点 |
主演の3人(北川弘美, 高橋良輔, 秋山莉奈)の体当たりの演技にとても好感が持て毎週かかさず見ていた訳だけど評価としては辛口になる。
原作の漫画と異なる設定や展開になる事は、ドラマ化した時点で理解するし許容の範囲だけどあまりにも杜撰過ぎた。
麻美が永沢との最後の別れで涙ながらに「私、彼と結婚して彼の子供産みます。」の所は原作を超えているけど、
全体通して不倫家庭の描写は不要だったし携帯番号を変えたのにメアドを変えずに永遠と永沢からメールが着ていたり穴だらけ。
それに不倫家庭を描いた事で、主題がぶれてしまってもいた。
それに音響が単調で安っぽい。
演出が悪いのかと思っていたけど、演出が良い回も『音』でダメにしていた。
ドラマとしては昼ドラ崩れでボコボコだけど、北川弘美が予想以上に可愛かったしグラドルの秋山莉奈が濡れ場に体当たり演技をしている所とか見所はあったかな。
それに怜子の父親こと「棒親父」の棒っぷりは笑えたしw
ラストは、ドラマの方が感動的。